yoooooosan622’s diary

備忘録。少々乱文です。

表現者の思いを知りたいあなたへ

前略
表現者の思いを知りたいあなたへ

 

ある人はファッションは自己表現の一つと言っていました。

確かに、自分の考えや思いを形として表現できますよ。

クリエイターができる特権じゃないよね。

表現しているのに伝わらないのは勿体ないなって思うし、それは伝わらない表現者だけに落ち度があるのではなくて、伝える機会がないことも一因と言えるんじゃないのかなと思う。

やっぱり、見るだけでは一から十まで伝わらないしね。

ということで、M47に何を合わせたかという話をします。

 

Ⅿ47会とは、Ⅿ47を履いて集まるという会合のこと

Ⅿ47とは、1947年から採用されたフランス軍のフィールドパンツのこと

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左:こうちゃん 真ん中:僕 右:りょうまくん

三者三様の合わせ方で話が盛り上がった

 


テーマは「フランス軍兵士の旅」

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僕が思うⅯ47の特性は多くのミリタリーアイテムのなかでも「高貴な存在」であること
シンプルなデザイン、素人目でもわかる丁寧な造り、マルジェラが再構築ラインで使用した等々、他のミリタリーパンツより頭一つ上な気がします。
また、有名なパンツなので調べればたくさん格好いい組み合わせ出てきます。誰かがやっているとか、想像がつきそうなスタイリングにならないように「ミクロな視点」を追求しました。
その結果、「フランス軍兵士の旅」になりました。

 

メインとなるアイテムは

①Ⅿ47②赤ダメージニット③白ニットベスト

の三つ

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①旅するときにⅯ47履くことはないと思いますが、いつ招集かかっても対応できるように持っていた兵士もいるかもしれないので、このあたりは多めにみてください(笑)
②ダメージニットは戦地をイメージしました。危険な戦地では、体も身も服もボロボロになったはずです。
③ニットベストは旅へ行くときの兵士の心情をイメージしました。旅に行く前というのは、誰しも晴れやかな気持ちになるので、明るい色で派手なデザインのものを合わせました。

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副菜として
コートはチンストラップのついたデザイナーズ古着のもの。本物のミリタリーコートを持ってくるとミリタリーに寄りすぎてしまうし、クラシックなものを合わすと軸がぶれるので最小限のミリタリー要素を残したものにしました。
たくさん歩くであろう旅にはやっぱり歩きやすいスニーカー。嬉しい心情を表すために白ベースのもの、ワンポイントに緑が入っていてⅯ47と色合わせました。
帽子はキルティングキャップ。カバンは旅へ行くため大きめのヘルメットバッグ。ボディーはトレンチコートを解体してパッチワークにしたもの。
いずれにしても「旅」と「軍」に相性がよく関連しているものを合わせました。
ちなみに、全く見えない靴下は古い軍のものを参考にして作られたロングホーズ。


全体のバランスとして
Ⅿ47の特性である「高貴な存在」という部分では、キャップの光沢感や、カバンの持ち手や底の革で表現しました。

 


単に何も考えずに着たい服を着る楽しさもありますが、
頭を捻るって着る楽しみさもありますね、文字に起こすと少々、くどくなりましたが
僕はどちらも好きです。

 

何気なく生活を過ごしていると、表現者の思いや考えを知らずして過ごしていることが往々にしてある。

ここまで、読んでくれた人は僕の思いが伝わったのでないかと

写真でみるだけでは到底伝わらないことまでね

 

ファッションの話だけではなく、どの分野でも同じことが言える思います。

なぜ、そうしたのかという

思いを知ってみるのもいいかもしれませんね。

 

思いを伝える場とか作れたらいいな。

 

最後までお付き合いありがとうございました。

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