yoooooosan622’s diary

備忘録。少々乱文です。

前略 「新しさ」とは何かを考えるあなたへ

ATOZ(アトズ)のアカウントには

古くて新しい洋服のブランドと書かれている。

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改めて、「新しさとは何か」について考えたくなった。

ファッションという非常に曖昧なデザイン領域において、あるものはテクノロジーでアプローチし、あるものは過去に答えを求める。曖昧がゆえにアプローチは無数に存在し、共通の最適解なんてないだろう。

 


繰り返しているだけのように見えるファッションにおいても、どこかで「新しさ」を求めている。

要するに「何を新しい」と感じるだと思う。

そもそも、その新しさを感じれるかどうかも大事な話になってくる。


「新しさ」を感じるには倫理観が必要となると思う。これは、品や経験値に近い意味として捉えてもらってもいい。単に外見の模倣なのか、オマージュなのか、明文化しづらく、見る者の物差しによって測られる境界線はやっぱり設定できないもの。

これは、ファッションに限った話ではなく、新しいものを創り出す現場において共通して発生する問題となりうる。時代の移り変わりと共に生まれる「新しいとは何か」には倫理観が関係していると思う。


人の数だけ考えがあっていいし、尊重し合うことは分野にとっていい新陳代謝になるに違いない。

新しいものはすぐに古くなる時代おいて、

「何を新しい」と感じるかは、倫理観と自分自身の審美眼に頼るほかない。

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そういう文脈で捉えるとATOZ(アトズ)がいう新しさとは何か。

僕には一つ答えが見えた気がする。

前略 サステナブルにファッションを楽しむあなたへ

ファッションで世界は変えられる。

しかし、僕はそうは思わない。

どうせ、地球は何も変わらない。

どうせ、ファッションは何も変わらない。

それでも、人々は無責任にいうだろう。

無農薬の綿を育てよう。古着や古布をアップサイクルして新しい服を作ろう。

しかし、それは違う。環境に悪い影響があるなるば、新しい服を作らなければいい。

地球にとって悪い影響ばかりだから。

それが煌びやかな世界の裏側にある真実。

ファッション業界は世界第二の環境汚染産業。

 


僕は、ファッションを生業としていないけれど、ファッションが大好きで、自分の生活に欠かせなものとなっている。

一消費者として自分に何ができるかを考えている。

オーガニックコットンのTシャツを買ったり、履かなくなったデニムでティッシュケースを作ったり、着なくなったジャケットに刺し子したり、シャツ染めたこともある。

 

最近は、「GUPPYFRIEND ウォッシング・バッグ」を使っている。

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知っている人もいると思いますが、

化学繊維を洗濯すると「マイクロファイバー」が下水を通して海に流出していることが分かり、マイクロプラスチック汚染の一因として大きな問題になっており、人間が日常生活の中で体内に取り込む微小なプラスチック片は1週間当たり5グラム、クレジットカード1枚分に相当するとの研究結果が発表された。

https://www.cnn.co.jp/fringe/35138381.html


化繊の衣類をウォッシング・バッグに入れて洗濯することで、洗濯時に抜け落ちる非常に細かなマイクロファイバー集め、柔らかな表面が繊維の抜け落ちを抑える。

その結果、衣類の寿命を延ばすと共にマイクロファイバーの流出を大幅に減らせる。

 

一消費者であってもできることはある。

生産者だけが取り組む問題ではない。

どうせ、洗濯するならウォッシング・バッグを使おう。

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ファッション業界は世界第二の環境汚染産業。

それが煌びやかな世界の裏側にある真実。

地球にとって悪い影響なら新しい服を作らなければいい。

しかし、それは違う。古着や古布をアップサイクルしよう。無農薬の綿を育てて新しい服を作ろう。

それでも、人々は無責任にいうだろう。

どうせ、ファッションは何も変わらない。

どうせ、地球は何も変わらない。

しかし、僕はそうは思わない。

ファッションで世界は変えられる。

前略 防災に関心がないあなたへ

1995年1月17日5時46分兵庫県南部地震発生

日常が消えた瞬間でした。

 

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犠牲者は6,000人を超えました。

今もなお、苦しんでいる人もいます。


阪神淡路大震災は僕が生まれた年に発生しました。

僕を含めて知らない世代も珍しくない。

27年経過するとメディアで取り扱われる時間も短くなったと感じる。

ただ、決して風化させてはいけない災害の一つ。

毎年大きな災害が発生している、今だからこそ、自分ごととして考えてみてください。

 

 

仕事の関係で防災の講演会の依頼を受けることがあり、よく話す内容の一つを紹介します。


明日、降水確率が70〜80%だったら傘を持って行きますか。

多くの方は、持っていくでしょう。


明日、南海トラフ、首都直下型地震の発生確率が70〜80%だったら、防災グッズを準備しますか。

多くの方は、準備すると答えるでしょう。


国の研究では、30年以内の南海トラフ、首都直下型地震の発生確率は70〜80%です。

30年以内というのは、30年後の今日も同じですが、明日も同じです。

残念ですが、実際のところは準備しない人が大半です。


僕たちは地震になるとなぜ準備を怠るでしょうか。地震は突然くることを知っているのに。

 

一つの理由として、正常性バイアスが挙げられると思います。

正常性バイアスとは、「正常化の偏見」と呼ばれる心理学用語の一つで、予期しない事態に対峙した際に、「ありえない」「考えたくない」という心理状況に陥りやすい人間の特性のことを指します。

要は、自分にとって都合が悪い出来事は起きないものとして考えてしまうもの。

だから、これを読んだ人は、他人事じゃなく準備してみてほしい。


玄関や枕元に防災リュックを。

中には、最低限のもの。

1日分の食料と1ℓの飲料水。

他には、自分が必要と思うもの

簡易トイレ、懐中電灯、モバイルバッテリー、ラジオ、電池、着替え、寝袋、通帳、印鑑、スリッパ、絆創膏…etc

自分は何が必要となるか考えるところから始めてみてください。

 

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阪神淡路大震災から27年が経ちました。

このコラムが誰かのきっかけになればと嬉しいです。

前略、些細な物事を大事にするあなたへ

パスカルクレオパトラの鼻が低かったら、大地の全表面が変わっていただろうと言った

今では、大事に大きな影響を及ぼす些細な物事のたとえとされている。

 

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モーニングカット(前裾が1.5センチ短い)になっているパンツ。

前裾のたるみがなくなって、クリース(折り目)がきれいに出るため、エレガントに見える。

緻密な細工から言われないと気づかない人がいる思う。

タイトなパンツではないがエレガントに見える。

「なんかエレガントに見える」の『なんか』には理由がある。そうしたディティールを気づくことで、より愛着が湧いてくる。

 


前裾が1.5㎝短かったら、見え方は全然変わってくる。

きっと、パスカルも共感してくれるはず。

前略、革靴について語りたいあなたへ

長らくがあいてしまいましたが、革靴を買ったので、革靴について少し語ります。

敷居高いと感じる分野なので語ると本気の人からするとダメ出しが入るからもしれませんが、あくまで個人的な1つの見方としておいてください。

 

ファッションは本質より表面的な部分が優先されることが多々あって、服であれば納得できるが、靴であれば納得できないのが小生の所感。

伝統的な海外の革靴は、靴の中で足が泳いでしまう感覚がして(慣れればそんな事ないんでしょうが)買うまでに至りませんでした。

服であれば着方や好みによる意図的なサイズ違いは納得できる。一方、靴はサイズが違うと足への負担が変わってくるため、「フィット感」が重要となる。

 

特に革靴においては、履き続けることで自分に合ってくるもの。慣れるまで忍耐力も含め革靴の醍醐味だと思っていた。

その概念を壊してきたブランドに出会った。

名は「forme」

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前々から気になっていたブランドで、履き心地が段違いでした。履いた人は分かると思いますが、正直ビックリした。

一言でいうと、「日本人向け」の靴。

 


他の靴と見比べると、よく分かるのですが、

日本人はかかとが小さいので足の入り口は狭く小さい。

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エスト部分がキュッとシェイプしている。ビスポークによく見られる技法で足をぐっと掴んでくれる。

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丸みのある靴底はベタっと床に付かずにある1点が接地するようになっていて、少し前に傾くだけで程よく反り上がったつま先が倒れ、かかとが浮くようになっている。

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履きやすさの理由は形をみれば理解できた。

手間を惜しまず、根拠のあるモノづくりは本質的だった。

 


表面的な魅力よりも、本質的なモノづくりを魅力を感じたい人はformeを履いてほしい。男も女もみんなに薦めたい靴。

 

前略、やりたいことに挑戦し続けるアナタへ

自宅に飾っている絵

タイトルは『tobukodomo』

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何者でもなかった子供の頃。

何にでもなれると思っていた子供の頃。

何でもできると思っていた子供の頃。

翼をもっていた子供の頃。


by  gum park

 

 

大人になるにつれて、人生の選択肢が絞られる

やりたいことを実現した人もそうでない人もいる

生きるために時間とお金は消費する

雑念が生まれ、惰性を学ぶ

 

ふと、振り返ると、いくつもの境界線を越えていた。それが人生といえばそうかもしれないが、それで片付けるのは物寂しい

 

何かに挑戦し続ける人は魅力的だ

常々心がけているが、たまに自分に負ける時もある

そんな時に『tobukodomo』は背中を押してくれる

何者でもない自分が

何にでもなれるんだと思わせてくれる

 


ふと、振り返った時に、やり続けて良かったなと思う日がくるから今日も頑張れる


                   草々

ディギンタについて

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ディギンタとは

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作り手の生産現場を訪れて「モノガタリ」を体感するイベント。

モノづくりの裏側が知りたくて、どんな場所で、どんな人が、どんな思いで作っているのかが気になって、知れば何か変わるのでないか

その思いで始めました。

 

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後継者問題

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賃金が安いことや職人の高齢化などによって後継者がいないという問題は記事で読んだことあった。

和田メリヤスも例外ではなく、社長から直接聞いた言葉には重さがあって心に残った。

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゛時代の流れとともに素晴らしい技術を持った職人がいなくなっていく〟

 

その現状をリアルに感じた瞬間だった。

なぜか他人事に思えなくて、自分にも何かできることはないかと考えるようになりました。

 

見学をした時に、編んでいくと使用しない部分が出ると聞いていたので、無理を承知でいただけないか依頼しました。

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僕自身が、吊り編みの良さを感じてファンになったように色んな人にも感じてもらいたい。

このマスクが吊り編み機や和田メリヤスを知るきっかけになればと嬉しく思います。

 

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スイッツル

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和田メリヤスのアパレルライン。

https://switzul.com/

吊り編み生地の定番のアイテムがあります。僕はベイカーパンツを買いました。

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誰にとっても着やすいモノがばかり。ハンドタオルなど小物類もあるのでプレゼントにもおすすめです。

 

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今後のディギンタについて

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第1回目はSNSを通じて参加者を募集しました。今後もその予定で募集します。

僕も含めて、モノづくりの現場に興味をもつ人が増えてきていると感じます。どのくらいのペースで開催できるかわかりませんが、都合が合えば参加してください。

 

vol.2は「gorch the seamstrer(ゴーシュ ザ シームスター)」のデザイナー鈴木さんのアトリエにお伺いします。

ただ、人数に限りあり、募集しない予定であります。

見学の様子を共有するので、見ていただけたらと思います。