yoooooosan622’s diary

備忘録。少々乱文です。

服作り②

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まずは、ベージュの起源について

昔、英国軍の白いパンツを天然の染料(コーヒーなど)と泥水で染めていたと言われています。

ベージュは、白よりも汚れが目立ちにくく、戦場で負傷した時も鮮血が黒く滲む。それは極限の緊張状態に置かれた兵士たちが、真っ赤な血を見ずに落ち着くためだからと言われています。

ベージュにはそういう歴史があります。

 

 

 

今回はグルカパンツをベース。グルカパンツはミリタリーなので、色はベージュに決めました。

旧英国領のチベットの山岳民族出身グルカ兵(ネパール人兵)が傭兵となり着用した丈が長いミリタリーパンツが由来で、正式にはブリティッシュアーミーグルカトラウザー。

 


せっかく作るんだから、自分の好きなモノかつ、単なる服だけで終わらないモノをイメージして。

 


男性は女性に比べると保守的な服装が多い。

それを否定はしないですが、何か腑に落ちない。何か男性だからとか、女性だからとか性で決めつけてるような。

なので、性差なく着ることができるように「ジェンダーレス」なデザインに。

 


服は嗜好品。

服が好きな人もそうでない人も

オシャレな人もそうでない人も

誰もが着て、いいなって思ってもらえるようなデザインに。

 


僕はあまり、ジャンルにとらわれないように心がけている。マネキンみたいなどこにでもいるような格好しても仕方ないから。

ジャンルの垣根を超えて、楽しんでもらいたいという思いを落とし込みました。

ポケットや針刺しといったミリタリーのディテールを残しつつ、生地にはハリのあるしっかりとした綿を使用。ボタンや針刺しはゴールドで気品のある雰囲気に仕立てた。

あとは、膝上にボタンをつけて、裾にボタンホールを開ける事でハーフパンツでも履ける、スタイリングの自由が利くようにレイヤードできるようにしました。

ミリタリーが好きな人も多いと思うし、ワークやアウトドアのチープなアイテムとも相性良いだろうし、モードとしても合わせてもらえるんじゃないんかと思います。「ジャンルレス」なデザインに。

 


コレを読んだ後に、もう一度この服を見てください。

 

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初めに見た時と印象が少し変わりませんか?

あるフィルターを通して服を見ることで印象が変わることがある。

それが1つの服の楽しみ方でもあると思います。