序章
「ミヤケがミヤケのためにミヤケが着る服」
とってつけたようなペラペラなコンセプト、我ながら少し笑えました。
本題はここからですよ。
今回のテーマは「普通」
普通ってひとによって違うし、時代によってその定義も変わっていくもの。簡単そうに思えるけど考えるほど奥が深くて、表現するのは難しい、そこが面白いところ。
終着駅と表現するのが適しているでしょうか。いろんなもの(景色)を見てきた人が辿り着くところ。そんな所だと思っています。
服って賞味期限がないのに、シーズンが過ぎる頃にセールになって、次のシーズンにはラックから姿が消えている。そういう意味では、賞味期限があるんでしょうかね。
一過性のトレンドに巻き込まれて消費されるわけではなく、ずっと付き合っていける普遍性と実用性を備えた服を作ったつもりです。
普通でありながらも普通ではない均衡点を模索しながら、僕なりの仕掛けをしました。
ローンチしていきます。